イーサリアム入門~ 投資初心者向けガイド~


こんにちは☆
貯金ゼロから自由人になった りみなです。

今すぐ手元のスマートフォンを見てください。銀行や投資のアプリがインストールされているかもしれませんね。それらは現代のデジタル経済の一部であり、そこには新しい形のデジタル通貨、イーサリアムが存在します。
イーサリアムは今や世界でビットコインに次いで第2位の規模の暗号通貨です。

今回はそんなイーサリアムについて学んでいきましょう。

目次

イーサリアムとは何か

イーサリアムはブロックチェーン技術をベースにしたプラットフォームで、スマートコントラクトと呼ばれる自動化された契約が実行できます。ブロックチェーンは情報が全ての参加者に公開される分散型のデータベースで、データの改ざんを防ぎます。一方、スマートコントラクトはプログラムされたルールに基づいて自動的に実行される契約で、中間業者を必要としません。

イーサリアムの歴史

イーサリアムは2015年にロシア出身のプログラマー、ヴィタリク・ブテリンによって創設されました。彼はかつてビットコインに強く関わっていましたが、ビットコインのブロックチェーン技術が提供する以上の可能性を追求するために、新たなプロジェクトを始めることを決意しました。

彼のビジョンは、ビットコインの分散型台帳の概念を取り入れ、それを「スマートコントラクト」と呼ばれる自動実行契約を生成できるプラットフォームに拡張することでした。このアイデアは一部のコミュニティから強い支持を受け、公開クラウドファンディングによって資金を集め、イーサリアムを開発するプロジェクトがスタートしました。

この新たなプロジェクトは、当初からある一つの目標を追求していました。それは、誰でもイーサリアムのブロックチェーン上に自身の分散型アプリケーションを作成できるオープンなプラットフォームを提供することです。こうした理念の下、イーサリアムという新たなプラットフォームと、その運用に必要な通貨「ETH」が誕生しました。

イーサリアムの創設以来、ブテリンと彼のチームは、プラットフォームのスケーラビリティとセキュリティの問題を解決するため、またネットワークを更に効率的にするために、常に開発を続けています。これらの努力の結果、イーサリアムは今や世界で2番目に大きな市場価値を持つ暗号通貨となり、ブロックチェーン技術の可能性を広げる役割を果たしています。

イーサリアムの仕組み

イーサリアムのエンジンは、ビットコインと同様にブロックチェーン技術に基づいています。ブロックチェーンは、分散型のデータベースの形をしており、その特徴は全ての取引(トランザクション)が「ブロック」と呼ばれるデータのパケットに記録され、それらが連鎖的につながって一つの長いチェーンを形成していることです。

しかし、イーサリアムはただ取引を記録するだけでなく、より高度な機能を備えています。それが「スマートコントラクト」です。スマートコントラクトとは、あらかじめ決められた条件が満たされた時に自動的に実行されるプログラムです。これにより、人間が直接介入することなく、自動的に取引を完了させることが可能になります。

スマートコントラクトの実行やトランザクションの処理には「ガス」と呼ばれる手数料が必要です。これはイーサリアムネットワーク内でのエネルギー消費を表しており、トランザクションの処理やスマートコントラクトの実行に要するコストを表現します。より複雑な処理ほどガスの量は多くなります

これらの処理を行うのが「マイナー」または「バリデーター」と呼ばれる人々で、彼らはイーサリアムのネットワークを維持する役割を果たします。マイナーやバリデーターは、新しいブロックを作り出し、それを既存のブロックチェーンに追加します。その過程で行われる計算や検証作業が、イーサリアムネットワーク全体の安全性と信頼性を確保するのです。

イーサリアムはブロックチェーンを基盤とし、スマートコントラクトによって自動化された取引を可能にし、その全ての処理にはガスというコストが必要。そしてそのネットワークは、マイナーやバリデーターによって維持されている。

イーサリアムの使い方

イーサリアムは暗号通貨だけでなく、その技術を利用したアプリケーション開発のプラットフォームでもあります。これはイーサリアムの大きな特長であり、その魅力の一つです。具体的には、イーサリアムのブロックチェーン上に「分散型アプリケーション」(DApps)と呼ばれるソフトウェアを誰でも開発・公開することができます。

これらのDAppsは従来の中央集権型のアプリとは異なり、分散型ネットワーク上で運用されます。そのため、中央サーバーの影響を受けず、システム全体のダウンタイムやセキュリティリスクが大幅に低減されます。一部のDAppsでは、特殊なトークンが使用されています。これらはそれぞれのDAppで特定の役割を果たし、ETHを使って取引されることが多いです。

さて、イーサリアムを使い始めるためには、「デジタルウォレット」を設定することが必要です。デジタルウォレットは、イーサリアムの世界で自分の財布や銀行口座のようなものです。これがあることで、分散型アプリケーション(DApps)とやりとりが可能になります。例えば、スマートコントラクト(自動的に実行されるデジタル契約)を利用したり、特殊なデジタル通貨(トークン)を買ったり売ったりすることができます。これらの活動を行うためには、デジタルウォレットが絶対に必要となります。

イーサリアムの未来

イーサリアムの未来は極めて明るいものとされています。その理由の一つが、現在進行中の大規模なアップデート、通称「イーサリアム2.0」または「ETH2」です。

このアップデートは、イーサリアムのスケーラビリティ(拡張性)とセキュリティを大幅に改善する目的で開発されています。具体的には、新たなコンセンサスメカニズム、つまりネットワーク上での取引の正確さを保証するための方法論を導入します。現在の「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」方式から「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」方式へと変更されます。

プルーフ・オブ・ワークは、マイナーが新しいブロックを作り、その正確さを証明するために計算問題を解く方式です。しかし、この方式は大量の計算能力とエネルギーを必要とするため、エネルギー消費が大きいという問題があります。

一方、プルーフ・オブ・ステークは、新しいブロックの生成者を「ステーク」(保有しているETHの量や長さ)に基づいて選びます。これにより、計算問題を解く必要がなくなり、大量のエネルギーを消費することもなくなります。さらに、トランザクションの処理速度と量が向上し、イーサリアムネットワーク全体の効率が大幅に向上します。

さらに、イーサリアム2.0では「シャーディング」という新たな技術も導入されます。これは、ブロックチェーンを複数の小さなパート(シャード)に分割し、それぞれが独立してトランザクションを処理することで、全体のトランザクション処理能力を大幅に向上させるものです。

このように、イーサリアムはイーサリアム2.0を通じて、より環境に優しく、速く、セキュアなプラットフォームに進化することを目指しています。これらの改革が実装されれば、さらに多くの企業や個人がイーサリアムを活用し、その価値と影響力は今後も増していくことでしょう。

まとめ

これまでイーサリアムについて説明してきました。
ビットコインは知ってるけどイーサリアムは名前くらいしか知らなかったという人も多いと思います。
暗号通貨は新しい形の投資として人気を博しており、その中でもイーサリアムは特に注目を集めています。ただし、投資をする前には必ず自己責任で情報を収集し、理解した上で行動してください。
そして、もし可能であれば、小額から始めてみることをお勧めします。

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